東北楽天は佐藤監督代行に代わり、大久保2軍監督を新たな監督代行に据えた。リーグ最下位に沈んでいるとはいえ、直近の2カード連続で勝ち越すなど、チーム状況が徐々に上向き始めた中での交代劇には首をかしげざるを得ない。 星野監督が休養に踏み切ったのは5月26日。監督代行に佐藤投手コーチを充てたことに、当時、球団は「星野監督とわれわれが話し合った総意」と強調した。 その「総意」はわずか23試合の成績(9勝14敗)で崩れた。しかも交代理由が不可解だ。球団の安部井チーム統括本部長は「監督だけの責任ではないが、結果の勝負」と話す。しかし、指揮官を代えるだけで劇的に改善されないことは、球団首脳陣はよく分かっていたのではないか。 サッカー界ではしばしばシーズン途中での監督交代劇が見られる。フォーメーションが多様で、指揮官の考え方によって攻撃的、守備的など戦術が大きく変わる。一方、野球はポジションが固定化
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