成長する過程を見せていく形で、Sayaの旅は続いてゆく。 これ迄、ツーショットの記念撮影、手話の表現、 ノンバーバルコミュニケーションを使用したインタラクション、 案内板での補佐的立場として起用されるなどコミュニケーションに特化した形での開発に挑戦してきた。 既存の3DCG技術に加え、画像認識をはじめとするAIの活用や、大型モニタを使用した等身大での描画、 展示などを通して、彼女が果たそうとしている役割は、少しづつ明確になってきている。 そうした中、声を主体としたコミュニケーションに対する切望があがるようになってきた。 声質や話し方、話す際の所作など、人間が無意識の中で行なっている全ての事柄は、複雑さや流麗さ、 その多様性に驚きは隠せない。 時間の流れが加速したこの時代に、流される事なく愛情を込めて、 時間を費やして一つ一つの表現を実現していく事で、受け