世界大恐慌の影響が色濃かった1935年、米国の大手玩具会社から発売されたファミリーゲーム・モノポリー。「地理モノ」や「芸能モノ」などさまざまなバージョンが存在し、これまでに世界累計2憶5000万個以上を売り上げているそうです。そんなモノポリーから「チャンスを切り拓く思考」を学ぼうというユニークな書籍が、『投資とお金の大事なことはモノポリーに学べ!』(フィリップ・E・オルベーンズ著、千葉敏生訳、日本実業出版社)。 とだけ聞くと「所詮ゲームでしょ」と疑問を感じるかもしれませんが、著者はその点についてこう説明しています。 モノポリーは誰でも簡単に遊べるファミリーゲームながら、実生活のように失敗で痛手も負うことなく、お金に関するシビアな体験ができる、いわば、ビジネスシミュレーションゲームでもあるのだ。(13ページより) モノポリーの勝ち方を学んでいくことで、お金にまつわるコツを実感し、実生活に応用