将棋の第2期リコー杯女流王座戦1次予選が19日、東京・千駄ヶ谷で行われ、海外招待選手でポーランドの大学生、カロリーナ・ステチェンスカさん(20)が1回戦で高群(たかむれ)佐知子女流三段(41)を破った。 外国人の女性が公式戦で女流プロに勝ったのは初めて。 続く2回戦では女流王将2期の強豪、千葉涼子女流四段(32)に敗れた。 ステチェンスカさんは4年ほど前、将棋が出てくる日本の漫画を読んで興味を持った。インターネット対局で腕を上げ、現在アマ四段。局後、「女流棋士になるのが夢なので、今日の勝利はその第一歩」と笑顔で話した。