新宿の西口は、夜になるとどこからともなく占い師たちがやってくる。 白い布で覆われた小さい簡易テーブルのうえには灯籠があり、なにやら筆文字で書かれている。 占いの類いは、いっさい信用もしてなければキョーミもない。一瞥もせずにその場を通りすぎる。 あるとき、フト思った。 いやちょっと待てよ? 何人かの占い師にみてもらった結果が同じであれば、やっぱり信じてもいいんじゃないか?
生まれ育った家ながら、長年にわたり「実家のタッパーの数は尋常ではないのではないか? これはいかにもムダすぎやしないか?」と思ってきた。 だが、わたしはよそんちのタッパーの数をしらない。 冷蔵庫のなかの、引き出しのなかの、戸棚にしまわれっぱなしのタッパーの数を何もしらないのだ。 ということで、人サマの家のタッパー数を調査してみました。
「奇跡の瞬間を撮る写真家」として、『神』『天才』と称される男がいる。 「撮って」と依頼してもムシ。用意されたものはいっさい撮らない。好きなもの、日常の奇遇・偶然を撮りつづけ、ヤラセではないかと疑うものさえいるその写真を観ると、なるほどたしかに神懸かり的だ。 わたしも奇跡に出会いたい! 彼と過ごすと、奇跡にであえるのではないかと思い、一日密着取材を申し出た。 「撮ろうとして撮れるもんじゃないっすよ」 という写真家いくしゅんさん、取材当日はちょうど関西で『愛。ただ愛』の個展中だったのだが、強行に密着取材だ。
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