日本テレビ系連続ドラマ「明日、ママがいない」が児童養護施設の団体などから批判されている問題で、29日放送の第3話でスポンサー8社全てがCM放送を見合わせることが27日、分かった。日テレの大久保好男社長は同日の定例会見で、当初の予定通り全9話を放送する意向を表明したが、CMが全てACジャパンの公共CMに差し替えられる異例の事態となる。 27日に新たにCM放送見合わせを発表したのは三菱地所、花王、小林製薬の3社。「CMを放送する環境にないと判断した」(花王)などと理由を説明している。各社のスポンサー契約自体は継続する。 大久保社長は会見で「『配慮が足りないのではないか』という趣旨の申し入れをいただき、重く受け止めている」と述べる一方、「最後まで見てもらえれば私たちの意図を理解していただける」として、全9話放送を表明。佐野譲顕制作局長によると、現在第4話の収録中で、台本は第5話まで完成していると