中国の科学班が、グラフェン膜に海水ぶっかけるだけでエネルギー生成に成功したと発表しています。地球に掃いて捨てるほどある海水が奇跡の物質とは…灯台下暗しですね。 現象の背後にある科学は、極めて単純。海水の雫はグラフェン上に静的な状態で置いてる時には、両側とも同等の電荷を帯びます。が、グラフェン表面をズイイーッと移動させると、あら不思議。グラフェンの片側の端では海水中の電子が脱離し、もう片側では吸収され、そこで計測可能な電圧が生成されるんでございますよ。 水(海水=イオン液体)が速く動けば動くほど、生成されるボルテージ(ボルト数)は高くなります。もっとも全部足しても約30ミリボルトという微々たるものですが。比較のため申し添えると、AA(単3形)電池が生み出す電圧は約1.5ボルトです。グラファインは導電性が高いので、これもプラスに作用してるみたいですね。 そんなわけで天変地異のボルテージ…とまで