[1.13 全国高校選手権決勝 富山一3-2(延長)星稜 国立] 試合終了後、星稜(石川)のゴール前で頭を抱えてピッチにうずくまるDF森下洋平(3年)のもとに歩み寄る富山一(富山)の選手の姿があった。石川県出身で、中学時代は県トレセンでも森下とチームメイトだったDF竹澤昂樹(3年)。高校進学後も休日には家で一緒に遊んだりする親友同士は大会に入ってからも「LINE」で連絡を取り合っていた。 皮肉な運命だった。星稜の右SB森下と富山一の左SB竹澤は同サイドでマッチアップ。星稜が2-0とリードし、試合は終盤へ。ところが富山一も後半42分に1点を返し、猛攻に出た。そして迎えた後半アディショナルタイム、スルーパスに反応した竹澤がPA内に切れ込んだところで森下のスライディングタックルが足にかかった。PK献上。2-2の同点に追いつかれ、試合は延長戦に突入した。 「ずっと押し込まれていて、足に来ていた。あ