「中尉、君には二つの任務が与えられる。 一つは、鉱堀作業中に発見された遺跡の調査。 もう一つは、同行する護衛者の抹殺だ」 (公式ページより引用) 今回はフリーゲームRPG『カリスは影差す迷宮で』を紹介する。本作は、小説化もされたフリーゲームである『黒先輩と黒屋敷の闇に迷わない』の作者である饗庭淵氏の新作だ。 このゲームの主人公は、軍属の考古学者である「キース中尉」。とある鉱山の採掘中に現れた遺跡の調査を任されたキース。しかし上官によると、遺跡調査はあくまで「目的の一つ」。キースに与えられた「本当の目的」は、調査中にキースの護衛となる女魔術師「カリス」を、事故に見せかけて殺すことだという。 学者としての調査任務と、全く別の暗殺任務を同時に命じられてしまったキース。魔術士の中でも特に優れた「獅士魔術師」であるカリスと遺跡探索を行う中で、カリスを殺すことは果たして可能なのか。なぜカリスは殺されな