「永久機関は熱力学の法則に反する」とよく言われます。 それは全くそのとおりなのですが、熱力学第1、第2法則により 永久機関の存在を論駁することは不可能です。 なぜなら、熱力学の法則と永久機関が存在しないことは等価なので、 トートロジーになってしまうからです。 それでは永久機関は存在するのかというと、 もちろんそんなことはありません。 いままで熱力学の法則の破れは観測されていません。 私たちの知る限りでは、永久機関の存在を正当化するような 理論は存在しないのです。 しかし、世の中には永久機関を作ったと主張し(カンチガイし)、 特許を取ろうとしている人が大勢いるそうです。 そんな中で、トンデモではない究極の永久機関の話を聞きました。 あまりに素晴らしいので、ここで紹介したいと思います。 この永久機関、かのボーアが発明したらしく、 ボーアの永久機関と呼ばれているそうです。 ボーアの永久機関の模式