またまた、大変ご無沙汰しました。 11月12日から、19日まで福島県を数ヵ所回ってきた。 現在連載中の「美味しんぼ」被災地篇・めげない人々、もあと二回で終了する。 この被災地篇ではかつて訪問した、青森、岩手、宮城の人々を訪ね歩き、彼らが深甚な被害を受けたにもかかわらず復興の努力をしている姿を描いた。 しかし、肝心の福島については何も言及していない。 肝心の福島の被害状況と、食と放射能の問題にきちんと対峙しないことには、今まで食の安全、食環境問題を取り上げてきた「美味しんぼ」の意味がない。 そこで、福島の実態を自分の目で確かめるために、8ヶ月近く経ってからでは遅すぎるとは思いながらも、訪ねてきた。 しかし、実際には遅すぎることはなく、返って8ヶ月経っていったことで、よく分かることが多かった。 その件の報告は次回から始めるとして、今回は、緊急のお願いがあって、こうして書いている。 話を始める前