「今日は良く声が出ている。調子がいい。」と手ごたえを感じるとき。 実はそういうとき、聴こえているのは自分だけで、外にはあまり響いていません。 本当に調子が良く、よく響いているときというのは、声が自分を離れて遠くで鳴っているように感じます。 それではどのようにして響かせればよいのでしょうか? 私は、上手な人とそうでない人の大きな差は響きのポジションだと思っています。 そのポジションとは鼻より上の響き。 これは、教えてすぐにできるものではなく、人によってそれぞれで、自分の響きは自分で探して獲得するしかありません。 ご機嫌なときに「フ~ン♪フ~ン♪」と自然に出てしまうハミング。声はハミングによって変わります。やり方は簡単です。 1、唇をつけて口を完全に閉じる 2、舌をべったり上顎につける (できるだけ口の中の空間をなくす) 3、「m~♪」とハミングでロングトーン(長くのばす)。 4、中くらいの音