SEMリサーチの渡辺隆広氏が、スマートフォンに最適化した(つもりだ)が、実際にはユーザーにとってマイナスになっていることが多々ある現状に対して、8つの実例を示しながら苦言を呈している。 ad:tech tokyo 2012でのセッションの背景を説明した記事だが、これ単体でおもしろくヒントを得られるものになっている。 スマホユーザーのユーザーエクスペリエンスを高めるために構築したはずのスマホ用サイトが、実際に使ってみると中途半端だったり、意図とは反対にユーザーエクスペリエンスを大きく損ねてしまっていたりする実例を挙げ、「そもそもSEOとは何のためにしているのか」まで触れている内容だ。 スマホユーザーのためのページを作ること自体は、悪いことではない。しかし流行っているからといって「スマホ対応」を進めてしまい、「スマホを使うユーザーへの対応」を置き去りにしたサイト構築をしてしまっていないだろうか