印刷 里見香奈さん 女性初の「棋士」をめざしている将棋界のトップ女流棋士、里見香奈女流三冠(19)=女流名人、女流王将、倉敷藤花(とうか)=が7日、大阪市福島区の関西将棋会館で、棋士養成機関「奨励会」の対局に勝ち、現行規定では女性初となる奨励会初段に昇格した。 日本将棋連盟所属のプロには、一般棋戦に参加する「棋士」と、女流棋戦に参加する「女流棋士」がいる。棋士になるには奨励会を勝ち抜いて四段に上がらなければならないが、これまで女性の棋士は誕生していない。 里見女流三冠は昨年5月、奨励会に1級で入会。満21歳の誕生日(2013年3月2日)までに初段に昇段しなければならなかったが、12勝4敗の成績で、最初の関門をクリアした。 今後は規定の成績を収めて二段、三段と昇段した後、年2回の三段リーグに参加し、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに1位か2位の成績を取れば棋士になれる。現在進行中