何気なく発したことばが相手に不快感を与え、結果的に自分の格を下げてしまう。そういうことは、少なからずあるものです。そこで、自分の品格を保ち、また相手との関係を保とうという視点に基づいて書かれたのが『その一言に、品格が現れる 一流の人が言わない50のこと』(中谷彰宏著、日本実業出版社)。 きょうは1章「一流の人が、器を育てるために言わないこと。 自分を下げない生き方」から、いくつかを抜き出してみます。 「私だって忙しい」と言わない 以前、不祥事を起こした会社の経営者が、「どうなっているんですか」とマスコミから追究されたとき、「私だって寝てないんだ」と発言して評価を下げたことがありました。著者によれば、こういうことを不用意に口に出してしまうのは、みんなに見られているという意識がまったくないから。しかし大切なのは「常に見られている」という意識を持つことだと著者は言います。(20ページより) 「そ