先日、二夜連続で三谷幸喜脚本の『オリエント急行殺人事件』が放送されました。 車のなかで、その番組のことについて話していた際、妻が言っていたのです。 「アガサ・クリスティの名前は知っているけれど、『そして誰もいなくなった』も『オリエント急行殺人事件』も読んだことがない」と。 読書傾向というのは人それぞれで、妻は「世界名作全集」的なものを幼少時に一通りは読んだ、とのことだが、ミステリにはあまり興味がなかったそうだ。 僕はそのあたりの「大人が子供に読ませておきたいであろう名作」が、すっぽりと抜け落ちているのだよなあ。 子供の頃は、「子供が読む本など、読みたくない」とずっと思っていたし、この年になると、いまさら、ねえ……という感じなので。 最近、ミステリ好きを公言している6歳の長男が「それって、『名探偵コナン』みたいなやつ?読んでみたい!」と言っているのを、y嫁が「幼稚園児にはまだ早い!」とたしな
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