2日午前11時頃、和歌山市今福の紀陽銀行西浜出張所の敷地内に止めていた自転車に、ミツバチが大量に群がっているのを、自転車の持ち主が発見。 自然に離れなかったため、約5時間後、専門業者をよんで駆除した。刺されるなどの被害はなかった。 紀陽銀行によると、自転車で来店した同市内の女性が、銀行を利用していた15分ほどの間に、自転車付近にミツバチが群がり、前輪付近にかたまってとまったという。 海南市の県立自然博物館によると、ミツバチは春から夏にかけて、女王蜂が群れを連れて別の巣へ移る「分蜂(ぶんぽう)」と呼ばれる習性があり、途中で樹木などに群がる現象がしばしば見られるという。 同博物館の松野茂富学芸員は、「市街地で自転車に群がるのは珍しい」と話していた。