「大手銀行の裏口座に預金すればもうかる」などと持ちかけられ、現金をだまし取られる被害が、兵庫県を中心に相次いでいることが関係者などへの取材で分かりました。 被害額は100億円を超えるとみられ、警察が巨額詐欺事件として捜査を始めました。 関係者などによりますと、兵庫県内に住む会社員の女性が、5年前の平成21年、兵庫県内の50代の女から「大手銀行に裏口座を持っている。そこに預金すれば、よい金利が付く」などと持ちかけられ、3回にわたって合わせて700万円を渡したということです。 女性は当初、配当金として月に1度、9万円を受け取っていましたが、次第に滞るようになり、2年ほど前からは一切、支払われなくなったため、ことしになって弁護士に相談し、警察に届け出たということです。 女性はNHKの取材に対し、「よい利率で配当金が返ってきたので、信じてしまった」などと話しています。 関係者などによりますと、同様