アメリカ東部にある古い原発が、シェールガスなどで火力発電の発電コストが下がり採算が合わなくなったとして営業を終えることを決め、29日、原子炉に制御棒が入れられて、40年以上続いた運転を停止しました。 営業を終えたのは、1972年に運転を始めたアメリカ東部にある「バーモントヤンキー原発」で、運営する電力会社によりますと、29日、原子炉に制御棒が入れられて運転が停止しました。 この原発は、東京電力福島第一原子力発電所の1号機などと同じタイプで、福島第一原発の事故を契機に地元の州政府などが安全性への疑問から運転停止を強く求めても、一貫して営業を続けてきました。 営業を終えた理由について、電力会社は、シェールガスの生産などで火力発電の発電コストが下がるなか、安全基準を満たすうえで必要な設備投資がかさみ採算が合わなくなったためだとしていて、「運転停止は経済的な判断だ」と説明しています。 原発では今後