帝国データバンクによると、小型液晶テレビなどを販売していた家電輸入販売のREAL LIFE JAPAN(仙台市)が1月26日に事業を停止し、自己破産の準備に入った。負債は30億8200万円。 2003年創業で、中国や韓国に製造を委託した小型液晶テレビやDVDプレーヤーなどを、「AIVN」などのブランドやOEMで家電量販店やホームセンターなどで販売。九州に物流センターを設けるなど事業を拡大、2014年2月期の年間売上高は約97億5900万円だった。 だが家電の低価格化で収益は厳しく、昨年4月に発生した不良品で大量の返品が発生したほか、円安の急激な進行による為替差損で赤字が膨らみ、資金繰りが厳しかったという。昨年末には仕入れ先への支払いが遅延したことで家電の仕入れがストップ、先行きの見通しが立たなくなり、事業継続を断念した。 関連記事 PCソフト販売のイーフロンティア、民事再生申し立て クリエ