2月27日に南米チリを襲った、マグニチュード8・8の大地震。3月1日18時30分時点で死者が700人を超えたと発表されており、日を追うごとにその被害の大きさが明らかになっています。2月28日には、遠く離れたここ日本でもチリ大地震による津波の危険性が示唆され、各地に警報が発令されました。1993年の北海道南西沖地震以来となる警報発令でしたが、幸いにも被害はなく、3月1日午前10時15分をもってすべての警報・注意報は解除。気象庁は「津波の予測が過大であったこと、警報・注意報が長引いたことをおわびしたい」と謝罪のコメントを発表しました。確かに予想を下回る観測結果でしたが、この謝罪に対しては各方面で疑問の声が上がっています。気象庁から厳重な警告が発令されるほど恐ろしい自然災害、津波。改めてその脅威を考えてみたいと思います。 ■津波の基礎知識 ▽津波の基本知識 まずは知っておきたい津波の基礎知識を、