2011年に自殺したSEの男性について、大田労働基準監督署が自殺は「長時間労働によるうつ病が原因」として、7月12日付で労災認定がされていたたことが分かった(日経新聞)。 遺族側の弁護士が明らかにしたもので、認定が降りたのはピーエスシーに勤めていた当時29歳のSEの男性。男性は2006年に入社し、プロジェクトリーダーに就いた10年11月ごろから労働時間が急増、11年6月に自殺した。弁護士によれば、労基署は、男性が11年5月下旬にうつ病を発症したと判断。発症4カ月前の1カ月の残業時間が、前月の倍以上の136時間に急増。2週間以上連続して勤務していたことなどから労災と認定された。弁護士は「ここ数年、若いシステムエンジニアの過労自殺が後を絶たない。過酷な労務環境の改善が求められる」としている。