経営権をめぐり、親子である会長と社長が対立する大塚家具で、大塚久美子社長が26日、東京都内で記者会見を開いた。中期経営計画を説明する趣旨だが、今回の騒動が始まってから初めての公の場となったことから、150人を超す記者やテレビカメラなどのクルーが集まり、手狭な会場は報道陣でごった返した。 午後2時に会見場に登場した久美子社長が、マイクが並んだ演台に立ち、あいさつを始める。だが、マイク不良のトラブルに見舞われ、冒頭の部分を2度繰り返すことになった。 中期経営計画の説明の前に、まず、「話したいこと」として、25日に行われた大塚勝久会長の会見に対し、反論した。久美子氏は昨年7月に、社長を解任された。そして今年1月に社長に返り咲いたが、この期間に「私が社長を退かざるを得なくなった後の方針転換で、業績が低迷し、2度の業績下方修正を行い、(通期では)4年ぶりの営業赤字に転落した」と、この期間、社長に就い