その製品は、「思考型」の製品なのか「感情型」の製品なのか。消費者にとって関与度は高い製品なのか低い製品なのか。 製品タイプ「思考型」の製品とは、消費者が購入前に十分に考慮する製品だ。このタイプの製品では通常、消費者は購入前にいろいろと調査してさまざまな取り組みを行う。 「感情型」の製品とは、購入のプロセスで感情がきわめて重要な役割を果たす製品だ。 関与度「高関与度」の製品は、消費者が購入の決断にじっくりと取り組む製品だ。そのような製品は総じて高価な傾向にあるが、必ずしも金銭的な面だけの問題ではない。いったん購入すると変更に多くの時間がかかるものや、長期的に見た場合の影響が無視できない大きさとなるものもある。たとえば、個人退職基金口座(IRA)の開設は「関与度が高い」買い物だ。壁紙の購入も「関与度が高い」買い物にあたる。 「低関与度」の製品は、より衝動的に、とっさに購入される傾向がある。消費