栃木県小山市消防本部は10日、部下にパワーハラスメントをしたとして、男性消防司令補(39)を停職3カ月、別の男性消防司令補(47)を停職1カ月の懲戒処分としたと発表した。また、上司の男性係長2人を戒告処分とした。 同本部によると、39歳の消防司令補は昨年4月から10回にわたり、同じ係の男性消防士(28)が嫌いなマヨネーズを弁当に山盛りにかけて無理やり食べさせたほか、14回にわたって頭や腹部、すねなどを殴ったり蹴ったりしたという。また47歳の消防司令補は、39歳の消防司令補に指導と称して消防士に暴行するよう指示したほか、自らもすねを蹴ったり、消防士の腕時計を壊すなどしたという。昨年12月、消防士から上司に申告があり発覚した。 同本部は今後、全職員を対象にパワハラに関する研修を行うほか、相談窓口を設置して再発防止に取り組むという。【長田舞子】