昨日は成人の日であったらしい。この3連休は各地でいろいろイベントが開かれただろうが、最近、成人式というと、何かやらかす人が出てきてよくニュースになっている。今年だとこんな話があった。 「成人式「侍」逮捕 羽織で模造刀」(日刊スポーツ2014年1月13日) 「成人の日」前日の12日、各地で成人式が行われた。静岡県富士宮市では、会場に模造刀を持ち込んだとして、銃刀法違反の疑いで建設作業員赤池由稀也容疑者(20)が現行犯逮捕される騒動も起きた。会場前で刀をさやから抜き、友人たちに見せていたという。 「橋下市長ブチ切れ!騒ぐ新成人に一喝「出ていきなさい!」」(スポーツ報知2014年1月13日) 大阪市の橋下徹市長(44)が13日、同市淀川区で行われた「成人の日記念のつどい」を訪れ祝辞を述べた際に、拡声器を持って騒ぎ立てた新成人とみられる7、8人の男性グループに退場を命じるハプニングが起こった。 こ
既視感 古市憲寿さんの『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社、2011年)という本を読んだ。先月末のテレビ朝日「朝まで生テレビ」でのお題になる程度には話題になった本だ。 著者は1985年生まれの26歳(刊行時)。この若さですでに『希望難民ご一行様:ピースボートと「承認の共同体」幻想』(光文社新書、2010年)とあわせて2冊目の単著。著者自身が「若者」世代だという位置づけも加わって、マスコミの話題にはなりやすく、またそれゆえにずいぶんと毀誉褒貶も激しい。大人気ない罵倒や感情的な表現に流れた反発・批判も寄せられたようである。そのなかには著者の肩書が「社会学者」となっていることに向けられたものもあった(どうでもよい)。 私はというと、率直に言って、面白かった。「若者論」の体裁をとった現代日本社会論である(現代日本の「一億総若者化」というのも本書の主張するところである)。読み始めてから一気に読了まで
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