「Kindle Fireより少しお求めやすいかなと思っている」――NTTドコモの加藤薫社長は1月22日、Wi-Fi専用のAndroidタブレット「dtab」を、9975円のキャンペーン価格で3月下旬に発売すると発表した。同社のコンテンツマーケット「dマーケット」を家庭内で手軽に利用してもらう狙い。ハードウェアを低価格で供給してプラットフォームを広げ、コンテンツから収益をあげるAmazon「Kindle」のビジネスモデルと「狙いは同じ」と加藤社長は明かす。 ドコモは総合サービス業への脱皮を図っており、加藤社長は「楽天やAmazonと同じ方向に向かう」との考えを示してきた。dtabはドコモプラットフォームを家庭内に浸透させる「スマートホーム」戦略のパーツだ。 dtabトップ画面にはショッピングや動画・音楽・電子書籍・ゲーム配信など「dマーケット」のメニューを並べ、docomo IDを使ってdマ