明治から昭和にかけて撮影された東京の風景などをまとめたWebサイト「昭和からの贈りもの」が、はてなブックマークで注目を集めています。写真の多くは、サイトを運営する元宝塚歌劇団員、鞠村奈緒さんの伯父が撮影したもの。プロではなく“カメラ好きな少年”の目線で捉えられており、関東大震災の混乱や、上野公園の景色などが映し出されています。 ▽ 昭和からの贈りもの 「昭和からの贈りもの」で紹介されているのは、宝塚歌劇団の星組に所属していた鞠村さんの伯父、平井寛さんが保管していた写真。平井さんが住んでいた古い家を取り壊した際に、約2,000枚が見つかったそうです。 大正7年に5人兄弟の長男として生まれた平井さんは、長らく東京・上野桜木で生活していました。初めてカメラを手にしたのは尋常小学校4・5年生の時で、機種は当時流行していたというボックス型のカメラ「トーゴーカメラ」だったそう。その後は「ベビーパール」