AR技術を使うユニット「AR三兄弟」の長男として、映画やアニメ、アイドル、K-1選手など、さまざまなモノを“拡張”している、川田十夢さん。京都を中心に活動する劇団「ヨーロッパ企画」の主宰として、また、TVアニメ「四畳半神話大系」やドラマの脚本家としても活躍している、上田誠さん。共通の知人や仕事がありながらも、これまで対面したことのなかったお二人が、AR(拡張現実)や演劇について話をしました。場所は、ヨーロッパ企画の拠点かつ上田さんのご実家でもある、京都の「ヨーロッパハウス」。今日は、多くの作品を世に送り出している、2人の新鋭クリエイターの“リアルな声”をお届けします。 ■上田さんから見た“AR三兄弟の面白味” 川田 初めまして。AR三兄弟長男の川田十夢です。早速ですが、実は僕、すでにこの部屋を拡張したんです。 上田 ええ!? 川田 あの本棚です。 川田 僕が最近出した『AR三兄弟の企画書』