この連載の目的 プログラミング言語の入門書を読んだり、学校で学習し終えても、実際にソフトウエアを作れないと感じる人が多いものです。それは、特定のプログラミング言語の「文法」を学習しただけだからです。ソフトウエアを作る手順を、私は次のように分解して考えています。 何を作りたいのか、必要なのかはっきりさせる 同じものが既に無いかを調べ、仮に同じものがあっても作る価値があるか考える 私の使えるプログラミング言語でそれができるか調べてみる 試作品を作ってみる 上手くいきそうならきちんと設計する 仕上げる 手順の3や4で頓挫することがあります。手順の5と6は、行きつ戻りつの作業になります。手順の6の作業中に、使っている言語だけではできないことが分かってがっかりすることもあります。 いずれにせよ、この連載が読者として想定するのは、上記の作業を未経験の人です。 上記の作業を効率良くおこなうためには、様々