ドワンゴと日本将棋連盟が主催する「第3回将棋電王戦」第2局で使用される将棋ソフト「やねうら王」が対局直前のバグ修正によって棋力が向上した可能性があるとして、「ルール違反では」と批判が相次いでいる。開発者は「棋力には影響しない」としていたが、対戦相手の佐藤紳哉六段は「明らかに別物」と述べ、他の将棋ソフト開発者からも批判の声が上がる事態になっている。 「第3回将棋電王戦」は、現役プロ棋士5人が将棋ソフトと対戦する団体戦。ソフトは昨年11月に行われたソフト同士のトーナメント戦で事前選出されており、参加ルールとして「第3回将棋電王戦には本大会で出場したソフトで参加すること」「大会終了1週間後まで対プロ棋士用の乱数調整などの変更は可能。主催者に提出した後は一切変更できないものとする」と記載されていた。プロ棋士には、研究用に本番と同一ソフトの貸し出しを行っていた。 だがドワンゴが3月15日に発表した告