建設現場で必要な人数に対する不足人数の割合を表す不足率は8職種の平均で2・5%と、前月より0・4ポイント悪化。5か月連続の2%台で、不足が慢性化していることが明らかになった。 全国の建設業者約3000社を対象に、型枠工や鉄筋工など8職種の技能労働者について調べた。特に、とび工(不足率4・1%)や建築型枠工(同4・0%)が不足している。 今後、確保できるかどうかの見通しについては、3月は36・9%の企業が「確保は困難」と答えた。国交省は、人件費を見積もる基準となる「公共工事設計労務単価」を引き上げる方針だ。