前回紹介したRedisのLIST型に続き、今回はSET型とSORTED SET型について、その構造とWebアプリケーション開発への応用を紹介します。 SET型の構造 RedisのSET型は、重複のない文字列要素の集合を保持するデータ型です。Javaのコレクションフレームワークをご存知の方には、「HashSet」のようなもの、と想像していただくと分かりやすいかと思います。 LIST型のPUSHやPOPと同様、SET型への追加/削除の時間計算量はO(1)となり、理論上はサイズに関係なく一定時間で操作できることになります。実際、ニコニコ生放送のシステムでは、要素数にして数万規模のSET型に対して、分間数千~数万回の追加操作を行っています。 一見、SET型のデータ構造は単純すぎて、アプリケーションで活用する機会が想像しにくいかもれません。RedisにはHash型という連想配列のように使えるデータ
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