屋根や屋上に設置することで太陽光を反射するだけでなく、建物内部の熱を効率的に外部に排出できる特殊なハイテク鏡を開発したと、米スタンフォード大のチームが27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 「放射」という現象を利用して熱を排出する。熱は大気を暖めずに通り抜け、宇宙空間に放出されるという。チームは「米国では建物で消費されるエネルギーの15%がエアコンとされる。日中でもエアコンなしの冷房を可能にする発明だ」とアピールしている。 チームは、試作した直径数十センチの鏡を屋上に設置。鏡の温度を、気温より5度低くすることに成功した。
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