ベルギー・ブリュッセル(Brussels)の欧州連合(EU)本部で英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)首相(2011年12月9日撮影)。(c)AFP/ERIC FEFERBERG 【12月10日 AFP】8、9日の両日行われた欧州連合(EU)首脳会議で、参加国首脳はユーロ圏の債務危機に対処するため財政赤字の監視を強めることで合意したが、英国だけはEU基本条約の改正に反対した。 EU加盟27か国のうち英国を除く26か国は、ユーロ圏に瓦解(がかい)の危機をもたらした債務危機の解決を目指し、新しい財政協定への参加に前向きな姿勢を示した。しかし非ユーロ導入国の英国は、基本条約を改正して財政ルールを盛り込むという独仏が主導した動きに抵抗した。 ヘルマン・ファンロンパウ(Herman Van Rompuy)欧州理事会常任議長(EU大統領)は、「1か国を除いて全ての国が(基本条約改