自分が食べたいものは自分で選ぶ。そんな当たり前のことがアメリカでは行われていない――。 4月25日から渋谷アップリンクほか、全国順次公開される映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』は、遺伝子組み換え作物(Genetically Modified Organisms・略称GMO)の現状に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画だ。 GM食品の輸入量が世界一ともいわれる日本では、新聞やテレビでGMOについて時々報道されている。詳しくは知らなくても、「遺伝子を操作して害虫に食べられにくくしたトウモロコシとかでしょ?」といった知識を持つ人は多いだろう。しかし本場アメリカでは、GMOの存在自体を知らない人が多い。それは、表示義務がないからだ。監督のジェレミー・セイファートはこうしたGMOをめぐる現状に疑問を感じ、家族と共にGMOについて調べる旅に出る。 セイファート監督と妻・2人の息子は、アメリカ各地を車
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