今回と次回はロジックプロセスの近未来展望を解説したい。まずはインテルである。インテルが現状どうなっているか、を簡単にまとめると以下のとおりである。 22nmのFinFETプロセスは無事に投入。量産も問題なく行なえており、さらにハイスピード向けとローパワー向けに異なるFinFETを提供できるなど、安定している 14nmのFinFETプロセスは難航している。14nm FinFETを使ったBroadwellは、現状で少なくとも半年延びており、年内にどこまで出荷量があるか現状でもまだはっきりしない。おまけに現在量産準備中のP1272はローパワー向けのプロセスで、ハイパフォーマンス向けのP1273がどうなっているか、一切公開されていない。 続く10nm世代のP1274/P1275に関し、インテルは一切情報を公開していない。昨年末のIEDMでは、さらに先である9nm未満のプロセスに関する発表のみが行な
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