売春島や歌舞伎町のように「見て見ぬふり」をされる現実に踏み込む、社会学者の開沼博。そして、『「AV女優」の社会学』の著者として話題を呼ぶ社会学者の鈴木涼美。『漂白される社会』の出版を記念して、ニュースからはこぼれ落ちる、「漂白」される社会の現状をひも解くシリーズ対談。 女の子たちはなぜ、AV女優になることを選んだのか。そして、どのようにAV女優へと変わっていくのだろうか。そこには、メーカーとの面接という商業的な仕組みのなかで自らを語り続けることで、普通の女の子がAV女優に変貌を遂げる構造があった。対談は全3回。 自ら語ることで女の子はAV女優に変わっていく 開沼 『「AV女優」の社会学』(青土社)はとても興味深く読みました。発売から1年ほど経過しましたが、どのような反応がありましたか? 鈴木 あの本は修士論文として書いたものが基になっています。現場に近いところにずぶずぶと入っていくところか

