東京都内の交差点で、自転車の走行ルートを青色のラインで表示する取り組みを試験的に行った結果、歩道などを走る自転車が減ったことが分かり、警視庁は来年以降、青色のラインの整備を進めていくことを決めました。 この取り組みは、警視庁などがことし3月から都内2か所の交差点で試験的に行っているもので、交差点で自転車が走るルートを青色の矢印のラインで示しています。ラインの設置前と設置半年後の状況を警視庁などが分析した結果、ラインと共に交差点手前の車道の端に青色の自転車専用レーンを設けた文京区千石の交差点では、歩道を走る自転車が19%減ったことが分かりました。 また、2か所ともに道路の中央部分に出て走る自転車が減り、車道の左端を走る自転車が増えたということです。 警視庁は、歩道などを走る自転車を減らすのに一定の効果があったとして、交差点の手前に自転車専用レーンを設けたうえで、青色のラインの整備を進めること