去年の日本シリーズで優勝を果たした東北楽天。05年の創設時の弱小ぶりを思うと感慨深いものがあった。その創設時の楽天投手陣の一翼を担ったのが一場靖弘さん(32)だ。入団前に巨人などから裏金を受け取っていたことが発覚し、大騒動になった。今どうしているのか。 一場さんと会ったのは、JR水戸駅からクルマで10分の通信機器販売会社「パーソナル電電」。 「楽天時代に先輩やコーチとしてお世話になった紀藤(真琴)さんに声をかけていただき、今年1月から営業をしてます。事務用の電話機とかコピー機、防犯カメラとかの商材を建築屋さん、美容室、介護施設とかに提案するのが仕事。お客さんには野球好きの方も多く、話がしやすいですね」 一場さん、まずはこう言った。4年いたヤクルトから戦力外通告を受けたのは一昨年。それからは何をしていたのか。 「去年は東京の東久留米にある、お店の看板全般を作る会社で看板のデザインをし