アフガニスタン・カブール(Kabul)の自爆攻撃の現場を警備する特殊部隊隊員(2013年10月18日撮影)。(c)AFP/Noorullah SHIRZADA 【2月3日 AFP】アフガニスタン軍兵士の識字率向上を目指した北大西洋条約機構(NATO)のプログラムが、2億ドル(約200億円)の予算を投じたものの、「非現実的な」目標を達成できない見通しとなっている。米国のジョン・ソプコ(John Sopko)アフガニスタン復興担当特別査察官が先月28日、報告書で述べた。 報告書によると、識字試験を監査する独立機関の不在や、別部隊に配置転換された新兵らの追跡記録がないことなどにより、識字率向上プロジェクトの結果を十分に測定することが不可能となっているという。 NATOの識字訓練プログラムは、2009年に開始された。2014年末までにアフガニスタンの軍兵士と警察官らの100%が米国の小学校1年生と