仏リヨン(Lyon)近郊の研究施設で、磁気共鳴画像装置(MRI)の画像を見る施設関係者(2014年1月23日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/PHILIPPE MERLE 【7月10日 AFP】米国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency、DARPA)の研究者らは9日、脳を負傷した軍人や民間人の記憶を回復させることを目的とした、最新式の脳埋め込み型装置の開発に対する総額4000万ドル(約40億6000万円)の助成金授与について発表した。 DARPAは、対象研究は飛躍的な科学的前進を示すものとする一方で、人間で有効に機能することが証明されるまでには、まだ多数の困難が待ち構えていると指摘する専門家らの意見を尊重する構えをみせた。 ワイヤレスの埋め込み型装置をめぐっては、損傷を負った脳内の「隙間」を埋め、「陳述記憶」として知