腹くう鏡を使った手術で患者8人が死亡していた群馬大学医学部附属病院では、同じ医師が執刀した腹部を切り開く開腹手術でも10人が死亡していますが、このうち1人は病院が当初診断していたがんではなかったにもかかわらず、医師はその事実を遺族に告げず死亡診断書にも虚偽の記載をしていたことが分かりました。 この開腹手術で死亡した患者のうち、事前にがんと診断され、手術後に死亡した患者1人について、病院側は記者会見で死亡後の診断でがんではなかったことが分かったものの、医師は遺族に説明せず生命保険の診断書にも虚偽の記載をしていたことを明らかにしました。 病院によりますと、担当の医師は「記憶がはっきりせず、なぜ診断書にがんと記載したか分からない」と話しているということです。 病院では手術の妥当性や死亡との因果関係について、腹くう鏡手術の問題とは別の調査委員会を設けて検証を進めていて、結果がまとまりしだい担当の医