東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊余りが破られた事件で、杉並区の図書館で本を破ったとして逮捕された男が「図書館には自転車で行き、破ったページはポケットに入れて持ち帰ってさらに切り刻んだ」などと供述していることが警視庁への取材で分かりました。 警視庁は杉並区の別の図書館の被害で4日にも男を再逮捕する方針です。 この事件は東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊以上が破られているのが見つかったもので、このうち、ことし2月、杉並区の図書館で20冊余りを破ったとして東京・小平市の36歳の無職の男が、警視庁に逮捕されました。 調べに対し男は一連の事件への関与を認めているということですが、その後の調べで、「自宅から自転車に乗って図書館に行き本を破った。同じ日に複数の図書館を回ったこともある」などと供述していることが警視庁への取材で分かりました。 さらに男は