鈴木大介氏は最貧困女子で話題になったが、その前に貧困少年に関するルポを書いている。 そこで描かれたのは、泥棒・詐欺に向かう貧困少年の姿である。 資本主義は、貧困女子を「性風俗産業に搾取される被害者」の立場に導き、 貧困男子を「組織的なオレオレ詐欺・集団窃盗の加害者」の立場に導く傾向にある。 貧困男子にも性風俗における需要があれば、おそらく「ババアに弄ばれる被害者」になっていたのであろうが、 需要がないため(女性向け風俗は客が入らずすぐ潰れる)、裏社会は少年たちを「下っ端の加害者」として活用するのだ。 貧困下で育っていない「一般市民」にとって、貧困女子は「可哀想」だ。 売買春の経験は無くても、多くの女性が痴漢・セクハラ等の被害経験を持っているので、 実家が貧乏だから…を理由にキモオヤジにサービスさせられる運命を課せられたJKは、 シンパシーを覚えやすく、助けてあげたい存在かもしれない。 しか