UNIX/Linux の部屋 に、bash の内部コマンド select コマンド を追加しました。メニュー形式の選択肢を提示し、ユーザに選ばせることができるコマンドです。
UNIX/Linux の部屋 に、bash の内部コマンド select コマンド を追加しました。メニュー形式の選択肢を提示し、ユーザに選ばせることができるコマンドです。
「インターネットサーバでのPthreadとepoll」の記事(以下、前記事と呼びます)を書いた時点では、手元の環境がプアなためマルチプロセス/マルチスレッドを採用したサンプルプログラムの真価を発揮させられず、適切に比較できませんでしたが、その後デュアルコアマシンを借りることができたので、改めて比較してみました。 また、比較の際にサンプルプログラムに追加したダミー処理ではシグナルも使用したので、やはりLinuxに追加された signalfd(2) もepollによるイベントループで処理してみました。 本記事のサンプルコードは、以下のリンクよりダウンロードすることができます。記事と合わせてご参照ください。 [ サンプルコード ] 前記事のサンプルプログラム 前記事 ではHTTPサーバを例に並列性/多重性のサンプル実装を5種類提示しました。簡単に振り返ります。サンプルプログラムがデュアルコアシス
多人数により日々改善が加えられるLinuxカーネルですが、その中にはまったく新しい機能もあれば、既存機能を拡張したものもあります。本記事ではopen(2)に加えられた新フラグについて取り上げます。 O_TMPFILEフラグ ---- linux-3.11 2014年9月にリリースされたlinux-3.11では、ファイルオープン時に指定可能なO_TMPFILEフラグが追加されました。目的は従来のmkstemp(3)、tmpfile(3)と同様ですが、カーネルレベルで対応するため、効率とアトミック性が強化されます。glibcでは2014年2月にリリースされたv2.19でO_TMPFILEに対応しました。 従来のmkstemp(3)ファミリ、tmpfile(3)を用いる場合では、 一意な(と期待できる)ファイル名の生成 そのファイル名でファイルを作成/オープン という手順を踏みますが、一意性を保
本連載ではシステムコールプログラミングの例も掲載していく予定ですが、本記事ではLinuxに追加されたepollを採りあげ、インターネットサーバでのPthread利用と比較してみます。 はじめに マルチスレッドプログラミングが普及し、POSIX threadも制定され、Pthreadの利用は目新しいものではなくなりましたが、スレッドにまつわる迷信や誤った認識を、だいぶ減ったとはいえ、今でもたびたび耳にします。例として、 スレッドはプロセスよりも軽いので、多数作成しても軽快に動作する スレッドはプログラミングを簡単にしてくれ、1つの処理だけに集中できる などがあります。しかし、これらは常に真であるとは限りません。本記事ではマルチスレッドの概念や入門を繰り返すのではなく、その利用方法をHTTPサーバのサンプル実装を基に考察します。更にLinuxに追加された独自機能のepollインタフェースを用い
TheC10kProblem - 「C10K問題」(クライアント1万台問題)とは、ハードウェアの性能上は問題がなくても、あまりにもクライアントの数が多くなるとサーバがパンクする問題のこと 目次 この文書について C10K 問題 関連サイト まず読むべき本 I/O フレームワーク I/O 戦略 1. 各スレッドが複数のクライアントを受け付ける. そしてノンブロッキング I/O と レベル・トリガ型の完了通知を利用する. 伝統的な select() 伝統的な poll() /dev/poll kqueue() 2. 各スレッドが複数のクライアントを受け付ける. そしてノンブロッキング I/O と 変更型の完了通知(readiness change notification)を利用する. kqueue() epoll リアルタイム・シグナル fd 単位のシグナル (Signal-per-fd)
ネットワークプログラミングの基礎知識 ここでは IP アドレスやポート番号、クライアントとサーバの役割などを説明し、 perl・C言語・Java などでソケット (Socket) を使った HTTP クライアントや POP3 クライアント、簡単なサーバを作成してみます。 要はネットワークプログラミングをやってみよう、ということです。 このページのサンプルプログラムは、RFC などの規格に準拠した「正しい」プログラムではありません。 また、全体的にエラー処理が不十分です (今後改善する予定です)。 あくまでも概要を理解するためのサンプルととらえてください。 もし本気でしっかりとしたクライアントやサーバを書きたいなら、このページを読んだ上で、 さらに RFC を熟読し、そして wget・Apache・ftp コマンドなどのソースを参考にしてください。 このページに間違いを見付けたら、掲示板 で
サーバ周りの勉強していると、たまにselectとかepollとか言葉が出てきて、理解できてなかったので調べてみた。 I/Oの多重化 例えばサーバ周りの実装を、特に何も考えずにやると、I/Oでブロッキングが発生し、一つのクライアントとしか通信できないということが起こります。これを解決するために fork threads I/Oの多重化 非同期I/O といった方法があります。 この中のI/Oの多重化を実装するためのシステムコールとして、select, poll, epoll, kqueueなどは実装されているようです。 少し調べてみると、次のような記述のような機能をそれぞれが実装するようです。 プログラムで複数のファイルディスクリプタを監視し、 一つ以上のファイルディスクリプタがある種の I/O 操作の 「ready (準備ができた)」状態 (例えば、読み込み可能になった状態) になるまで待つ
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