「デザインと技術でハピネスを」──国産Webブラウザ「Sleipnir」をネット黎明期から10年以上に渡り開発し続けているフェンリルの企業理念だ。印象的な言葉「ハピネス」は、単に見た目が整っているだけでなく、人の感情に訴えるものこそ美しいデザイン――という意味の言葉だという。デザインから始まるプロダクト開発にこだわり、日本のWeb業界で独自の立ち位置を築いてきた同社の、これまでとこれからを聞いた。 ネットユーザーの声を集めたWebブラウザ「Sleipnir」を、柏木泰幸社長が個人でリリースしたのは2002年のこと。柔軟なカスタマイズ可能な仕様、安定性・安全性などが評判を呼び、個人開発のブラウザながら人気を集めた。さらなる広がりを目指して05年に法人化したのがフェンリルだ。現在はPC版だけでなく、Android/iPhone/iPad用のアプリ版も提供しており、全世界累計5000万ダウンロー
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