来月2日、アメリカのラスベガスでボクシングの「世紀の一戦」が行われます。無敗のまま5階級を制したアメリカのメイウェザー選手と6階級を制したフィリピンのパッキャオ選手の対戦です。パッキャオ選手の故郷、フィリピン南部のミンダナオ島の人々は、この「世紀の一戦」を特別な思いで見守っています。 「フィリピンの英雄」としてパッキャオ選手が人々から尊敬を集める理由はそのサクセスストーリーだけでなく、人柄にもあります。1試合で数十億円ともいわれるファイトマネーを手にするほどの成功を収めたあとも地元に住み続け、人々の暮らしを支援しているのです。病院や図書館、公民館を建設し、幼少時代を過ごした村には150棟の住宅を寄付しました。 パッキャオ選手のボクシングジムは今、かつての自分と同じ境遇の少年たちのためにと無料で開放されています。そのジムでプロを目指す16歳のヴィンス・パラス君には一生、忘れられない思い出があ
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