IT業界のみならず、世界中が震撼している感じで、その存在の大きさを改めて思い知るところであります。 まずはお悔やみ申し上げます。 問題は、誰にお悔やみを申し上げているのかという点なんですけれども、アップルに言っても誰お前という話になるでしょうし、ご遺族といってもお会いしたこともないので、まあなんとなくということになるのかもしれません。もしもっとジョブズさんが長生きしていたら、とか、彼がコンピュータ業界だけでなく人類全体に対する貢献を考えると、おいそれと単純に「残念です」と申し上げるのも憚られるのです。ロックスターが死んでファンが嘆いているのを見て「お前がそのロックスター個人の何を知っていて泣いているんだよ」的なレベルとはまた違う、はるかに高い次元での「きっと悲しむべきだし、惜しむべき人を喪失したのだ」という感覚を表すのはなかなかにして難しいと、私はそう思うわけです。 これだけの大人物ですか