思い出や感謝の言葉を記してシャッターに張られたメモ=17日、東京都豊島区南池袋1丁目店舗閉鎖で下りたままのシャッター。閉店を惜しむ客らが残した張り紙を見る人たち=17日、東京都豊島区南池袋1丁目シャッター前に置かれていた「ありがとうメッセ」用の紙とペン、ガムテープ=17日、東京都豊島区南池袋1丁目 東京都豊島区の池袋駅東口でおよそ60年にわたって営業してきた布地や手芸用品の店「キンカ堂」が自己破産を申請して閉店して約1カ月。下ろされたシャッターには直後から閉店を惜しむメモが張られ始め、今も増え続けている。思い出と感謝の言葉をつづったメモは現在、300枚近く。大人の背の高さを超えてびっしりと並んでいる。 「春休みに幼稚園の袋や室内小物をつくろうと思ってきたら閉店でびっくりです。生地が豊富で、しかも安かったのでザンネンです」 キンカ堂は1951年に設立され、池袋の本店のほか、1都6県に1